逆ポーランド記法とは、演算子をその計算対象の後ろに記す表記方法をいいます。
普通の場合「1足す2」は?という場合には「1+2」と書きますが、これを「1 2+」というように、2つの計算対象(1と2)を先に書いて、それをどう演算するか(+:足し算)を計算対象の後に記す方法をいいます。
もう少し、例を挙げてみると、
という感じになります。
さて、逆ポーランド記法は、もう少し、複雑な例で、もっと力を発揮します。
例えば、「(1+2)×(3+4)」を逆ポーランド記法で表記してみましょう。
これをどうやって、逆ポーランド記法に直すか?というと、実は、
ことで、逆ポーランド記法で計算式を書くことができます。
前に出てきた例でいくと、「1+2」→「1と2を足す」→「1 2+」、「4÷2」→「4を2で÷」→「4 2÷」というようになっているのです(日本語では動詞(演算子にあたる部分を一番最後に読むことになるため、これが、ちょうど逆ポーランド記法の考え方と合致しているのだと思います)。
さて、それでは、「(1+2)×(3+4)」を逆ポーランド記法で表記してみましょう。
これを、日本語で読むと「1と2を足して、3と4を足したものと掛ける」となるので、これを順番に並べていくと、
というような感じになります。